春来たる君の軌跡

統合失調症を発症するも回復し、日々前向きを目指しているお兄さんです。

急性期

僕が定期受診していた病院に到着した。この日は夜間診療をしている日ではなかったので緊急外来だったと思う。いつも診てもらっていた先生ではなくて女性の医師が診察してくれた。父が僕の後ろに 居て先生に話していたので何も僕は話さず理由はわからずただイ…

恋と人格崩壊

僕の好きだったその店もある日突然閉店した。いつも通り飲み友達と開店と同時に入店しようとしたがシャッターが開かなかった。何人かの女の子の連絡先を知っていたのでメールしてみたら、女の子も今日急に閉店を知らされたとのことだった。学生時代に女友達…

真夜中のぬくもり

仕事を辞めると収入が止まる。また次の仕事をしなくてはいけない。次は新たにグランドオープンしたパチンコ屋の駐車場警備の仕事に就く。誘導棒を持って腕を振るのだがその様が綺麗でセンスがいいと褒められた思い出がある。ここでもまた妄想体験はあった。…

24歳の出来事

妄想は続いていた。職場では機械のメンテナンス等を毎日行うのだがその時に出る金属の擦れる音で僕は同じ職場の違う作業をしている社員と会話ができていると思うようになる。カンカンカンカンカンカンカン、いいおどご(男)だな。に対してガッガッガッガッ…

断薬後、妄想の始まり

運命はある日突然やってくる。 ハローワークからおすすめのような形で求人票が届いた。今はこのようなサービスを行っているかわからないが当時、工場経験者とか年齢も若い等で企業側から頼まれたのかハローワークでの雇用促進なのかで当てはまったのであろう…

病んだ日々と先生との出会い

二回目の愛知から帰郷したが家族は特にどうやって過ごしていたのか等は聞いてこなかった。 人間関係に悩んでいたとは果たして思っていたのだうか。 お金も少なくなっていたしまずは仕事を探そうと活動する。愛知の彼女はどうしたらいいのか悩んだ結果、今は…

光と影

工場を退職して寮を退去することになるのだが、今回は荷物を彼女の家に宅配して電車で彼女の家に向かった。工場を退職したことは彼女にとってあまり大きな問題ではなく彼女の家から通える職場を探そうとしている22歳のヒモ生活の夏が始まる。 朝彼女が仕事に…

苦悩の愛知

二回目の愛知は中学時代の同期と一緒に行くことになった。 その友達は本当に心を許している親友かというとそうでもなく、ただ遊んでいたグループの中にたまに居た一人という存在だった。彼は僕が高校卒業して県外に就職するもすぐ退社して青森に帰って夜勤の…

ターニングポイント

寮の管理人さんには最初のころは挨拶をしていたが入寮者のほかの人達を見て、おはようございます。お疲れ様です。など挨拶はしなくてもいいものだという習慣がつき管理人さんとのコミュニケーションもなくなってしまっていました。今となれば田舎から一人で…

ぱる執筆開始

「あれだけの仕事をしたんだからお前ならなんだってできる」 当時21歳だったのでちょうど20年前にお世話になった上司の言葉は僕の人生の宝になっている。その時働いていた工場で僕は仕事への取り組み方、人付き合いの難しさ、面白さを学んだ気がしていま…