春来たる君の軌跡

統合失調症を発症するも回復し、日々前向きを目指しているお兄さんです。

2023-01-01から1年間の記事一覧

悲しみサンタと未来サンタ

12月は一年で一番慌ただしく日々が過ぎる気がしますが、その中でクリスマスの予定もみなさん大事にしているのではと思います。 僕も12月に入ってすぐの辺りに今年のクリスマスは元嫁さんとケーキでも食べれたら最高だと思い、誘ってみたところ(仮)のOKをいた…

幸せとは

昔の自分と今の自分の違いは何だろうかと考えてみた。 自分の弱さ、脆さゆえに調子を崩した時、そこから立ち直ろうという気持ちに直ぐなれて行動することができている。 多くは人付き合いの中で理不尽なことをされて頭にくることが僕の体調を乱してきた。 気…

近況報告

就労継続支援B型事業所に通い始めて一ヶ月が経ちました。 作業は注文の弁当の盛り付けや、自社製造のシードルのラベル貼り等を行っています。 利用者は19歳から70代までと幅広い年代層です。 みなさん何らかの障害を持っているのだが、特にどういう障害をお…

死について考えてみた

よく人は人生はあっという間というが、苦悩に満ちた日々を送っている人はそんなことを考える余裕はないだろうし、実際僕も20代の苦悩、挫折、自分の未来への不安に支配されていた時は生きることがこんなにも辛いものかと苦しかった。 処方された眠剤と精神安…

平穏

一日の過ごし方は人それぞれあると思います。 心穏やかにストレス無く、事故やトラブルに遭わないで一日を終えたら幸せと思えるようになりました。 職場は色々ありますよね。 給料 労働時間 通勤距離 仕事内容 人間関係 職場雰囲気 向き不向き 今の僕は職場…

使命

朝目覚めて一服でタバコを吸う。 それと同時に元嫁さんにおはようとLINEを送る。 たまにスタンプだったり、今日の予定を教えたり。 離婚してから一年が経つが、LINEを辞めていた時よりは今の毎日挨拶している時の方が心穏やかでいるのはたしかなことで。 お…

こんな僕のプライド

長渕剛さんの親知らずという歌に 銭はよお 銭はよお そりゃあ欲しいけどよ なんぼ積んでも なんぼ積んでも 譲れねえものがある という歌詞がある。 生きるためにお金が必要な世の中ではある へこへこして下手にでていれば可愛がられて仕事も教えてもらいやす…

たしかなこと

同棲と結婚生活合わせて10年を寄り添った。30歳から40歳までの良き時を喜び合い、辛い時を乗り越えて妻と暮らしたのは人生の宝となった。 なぜ夫婦生活が終わったかというと妻をもっと大切にできたはずなのに僕は自分中心に夜の街に出てしまい、寂しい思いを…

結婚に至るまで

ソラの入院という事態になり、面接していた会社は採用になったが入社時期を遅らせてもらうことにしていただいた。 ソラの入院初日様子を見に行くと大部屋の一角のベッドの上の隅に身を縮めて恐怖に追われているように横になっていた。こんな姿は想像していな…

予期せぬ出来事

退院後は臨床治験中に助けを求めるように電話した入院前までお世話になった就労支援A型事業所の役職者にまた連絡して事業所へ戻ることにしてもらった。約一年間休まずに体調も管理して通い委託訓練に入り、その結果で一般企業への就職まで繋いでもらったが、…

臨床治験体験記2

治験入院後の医療保護入院でのもう一つの出来事です。その日、日本テレビの24時間テレビが放送されていたのだが、その放送も特別な目的で行われていると思い込みが始まりました。地球をどう救うかが大テーマで地球が無くなる前に研究者達が一分一秒をかけて…

臨床治験体験記

僕は32歳の時に臨床治験で入院している。統合失調症の新薬開発に協力しようと病院の張り紙を見て応募したのだ。これは治験コーディネーターが付いてくれて協力してくれるもので、有償のボランティアのような感覚で参加することにした。治験を経て薬が認可さ…

同棲スタート

二人暮らしで必要なものは大体お互いの実家から頂いたものを使った。大変助かったと思っている。僕たちは失業給付金をもらっていたのでこの機会に二人で職業訓練校に行こうと決めた。僕たちは直ぐに入籍したわけでは無かったので苗字が違うけど住んでいると…

ソラの優しさ

ソラからもらったバレンタインのお返しに、僕もチョコを買って渡したことがある。カラフルな個包装の量がたくさん入っている外国産のチョコをお礼で渡して、僕も味見をさせてもらったのだが、お世辞にも美味しいチョコではなかった。ソラも確かに美味くはな…

あの日の覚悟

新しくできたこの事業所には様々な障害を持った働く意欲のある人たちが集まった。 働きたくても一般企業では難しかった人、長く休職していたがこの機会にということで働き始めようとした人たちで希望に満ちあふれていた。僕もその中の一人で心機一転この会社…

ご挨拶

退院してからはまず就労支援B型事業所からスタートすることにした。一般企業に就職することが不安だったし就労訓練が必要かなと思ったので自転車で通えるところにあった事業所に通うことにした。ここではグループホーム内の洗濯物の仕分けや畳み作業をしたり…

僕とおばあちゃん

退院してどう暮らしていたかというと、おばあちゃんの運転手をよくしていた。おばあちゃんは毎週のように病院へ通っていたと思う。道中の車内では特に話をしたわけでもなかった。今思うとあんなに話す時間があったのになぜ話さなかったのかが悔やまれる。お…

急性期

僕が定期受診していた病院に到着した。この日は夜間診療をしている日ではなかったので緊急外来だったと思う。いつも診てもらっていた先生ではなくて女性の医師が診察してくれた。父が僕の後ろに 居て先生に話していたので何も僕は話さず理由はわからずただイ…

恋と人格崩壊

僕の好きだったその店もある日突然閉店した。いつも通り飲み友達と開店と同時に入店しようとしたがシャッターが開かなかった。何人かの女の子の連絡先を知っていたのでメールしてみたら、女の子も今日急に閉店を知らされたとのことだった。学生時代に女友達…

真夜中のぬくもり

仕事を辞めると収入が止まる。また次の仕事をしなくてはいけない。次は新たにグランドオープンしたパチンコ屋の駐車場警備の仕事に就く。誘導棒を持って腕を振るのだがその様が綺麗でセンスがいいと褒められた思い出がある。ここでもまた妄想体験はあった。…

24歳の出来事

妄想は続いていた。職場では機械のメンテナンス等を毎日行うのだがその時に出る金属の擦れる音で僕は同じ職場の違う作業をしている社員と会話ができていると思うようになる。カンカンカンカンカンカンカン、いいおどご(男)だな。に対してガッガッガッガッ…

断薬後、妄想の始まり

運命はある日突然やってくる。 ハローワークからおすすめのような形で求人票が届いた。今はこのようなサービスを行っているかわからないが当時、工場経験者とか年齢も若い等で企業側から頼まれたのかハローワークでの雇用促進なのかで当てはまったのであろう…

病んだ日々と先生との出会い

二回目の愛知から帰郷したが家族は特にどうやって過ごしていたのか等は聞いてこなかった。 人間関係に悩んでいたとは果たして思っていたのだうか。 お金も少なくなっていたしまずは仕事を探そうと活動する。愛知の彼女はどうしたらいいのか悩んだ結果、今は…

光と影

工場を退職して寮を退去することになるのだが、今回は荷物を彼女の家に宅配して電車で彼女の家に向かった。工場を退職したことは彼女にとってあまり大きな問題ではなく彼女の家から通える職場を探そうとしている22歳のヒモ生活の夏が始まる。 朝彼女が仕事に…

苦悩の愛知

二回目の愛知は中学時代の同期と一緒に行くことになった。 その友達は本当に心を許している親友かというとそうでもなく、ただ遊んでいたグループの中にたまに居た一人という存在だった。彼は僕が高校卒業して県外に就職するもすぐ退社して青森に帰って夜勤の…

ターニングポイント

寮の管理人さんには最初のころは挨拶をしていたが入寮者のほかの人達を見て、おはようございます。お疲れ様です。など挨拶はしなくてもいいものだという習慣がつき管理人さんとのコミュニケーションもなくなってしまっていました。今となれば田舎から一人で…

ぱる執筆開始

「あれだけの仕事をしたんだからお前ならなんだってできる」 当時21歳だったのでちょうど20年前にお世話になった上司の言葉は僕の人生の宝になっている。その時働いていた工場で僕は仕事への取り組み方、人付き合いの難しさ、面白さを学んだ気がしていま…